裏ぶた止めネジ、プッシュボタン部に錆が発生していましたので、錆除去、クリーニングを行いました。
ベルトのネジも同じく錆のため固着しており、このため外す時に破損してしまいましたので、新品交換しています。
電波ソーラー時計のため、電池は充電用キャパシタ電池を交換しています。
以下このモデルについてすでにご存知かもしれませんが豆知識です。
カシオのG-SHOCKシリーズは、1983年の初代モデル登場以来、耐衝撃性を追求しながら進化を遂げGW-3000BBは、その中でも特に「航空機から着想を得たデザイン」と「タフネス」を融合させたモデルとして開発されました。このシリーズは、航空機の過酷な環境下でも使用可能な耐久性と視認性を追求し、パイロットウォッチのジャンルで高い評価を得ています。パイロットのニーズに応えるため、特に以下の要素に配慮して設計されています。
航空機の環境には、急激な加速や減速、振動、温度変化などの極限条件が伴います。GW-3000BBは、これらの条件を克服するためにトリプルGレジスト構造を実現しています。
o衝撃:高所からの落下や機材との接触などの外部衝撃に耐える。
o遠心重力:航空機が急旋回や高速移動時に生じる重力加速度にも耐える設計。
o振動:エンジンや飛行中の乱気流による振動の影響を最小限に抑える構造。
特に遠心重力(Gフォース)においては「航空機の環境に耐える時計を作る」という新たな挑戦を掲げ、最大12Gへの対応は、時計設計の新しい壁でした。試行錯誤の繰り返し 開発中、何度も高G環境でテストを行い、多くの試作品が耐えられずに壊れることがありました。しかし、その失敗から構造を改良し、ムーブメントや針の固定方法、部品同士の接合強度を見直すことで、最終的に12Gの遠心重力にも耐えるモデルを完成させました。
お預かり品 | ||
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メーカー | カシオ/ CASIO | |
時計 | Gショック / G-SHOCK | |
形式 | GW-3000BB | |
ムーブメント | カシオ 5121 / CASIO 5121 | |
動力 | クオーツ / Quartz | |
タイプ | 7針 機能クロノグラフ/ 7H Chronograph |
メンテナンス内容 | ||
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電池交換/ Battery replacement | ¥3,000- | |
部品交換:ベルトネジ/ Parts: Belt screw | ¥1,730- | |
クリーニング、サビ取り/ Cleaning, Rust removal | ¥1,000- | |
合計(税込) | ¥5,730- |