オレオール/ AUREOLE

今回お預かりした時計は、オレオール(AUREOLE) SW-467MA、ルーツは20世紀初頭のスイスの時計ブランドで、「Auréole（オレオール）」とはフランス語で“後光・光輪”を意味し、気品あるブランド名として使われていました。
1980年代以降、このブランドの商標が日本の和光株式会社（WAKO CO., LTD.）に引き継がれ、日本国内での時計ブランドとして再出発しました。現在のAUREOLEは「日本のブランド」扱いで、国内設計・日本製ムーブメントを使用したドレス系・ペアウォッチ中心のブランドです。
ムーブメントはミヨタ(MIYOTA) Cal. 9T33。MIYOTAはシチズン時計の子会社「シチズンミヨタ株式会社」のブランドで、日本製クォーツムーブメントの代表格です。
時計の状態としては、電池切れによる不動の状態でした。ケースに若干のメッキのすれはありますが、全体に状態としては良いものです。今回は電池交換とクリーニングのメンテナンスをいたしました。ケースの若干のサビ取り、文字板、風防内の埃、汚れの除去を行いました。また分針の取付が3分前後のずれ、秒針がインデックスとずれが見られましたので、針の付け直しをいたしました。
1990年代後半〜2000年代初頭に製造された、クラシカルで薄型のドレスウォッチで、信頼性の高い国産ムーブメントを搭載したモデルです。
まだムーブメントは在庫が流通していますので、今後のメンテナンスとしてはムーブメント交換も可能かと思います。
また何か不具合等ありましたら、何なりとご連絡ください。
ありがとうございました。